藤田嗣治 「白い猫」
▽略歴
1886年東京に生まれる。
1910年東京美術学校西洋画家本科を卒業。
1913年フランスに渡る。ピカソ、モディリアーニ、スーチンらと知り合う。
1917年パリのシェロン画廊で初の個展。その後、ブリュッセル、アントワープ、ベルリンなどヨーロッパ各国で個展を開催。乳白色の平滑な絵肌に面相筆による線描を生かした独特の画風を編み出す。
1919年サロン・ドートンヌに初入選し、会員に推挙される。
1927年パリのコメディ・デ・シャンゼリゼで上映された修善寺物語の舞台背景を制作
1930年~ 第二次世界大戦までの間、アメリカ、メキシコ、フランス、日本など各国を渡り、個展。戦中は日本で従軍画家として活躍。
1955年フランス国籍を取得。翌年にはカトリックの洗礼を受けて「レオナルド・フジ
タ」と改名。ランスのノートル・ダム=ド・ラ・ペ礼拝堂の設計・壁画制作に
没頭する。
1957年レジオン・ドヌール勲章受賞。
1968年スイス、チューリッヒの病院で死去。
日本だけでなく衰えない大人気、世界のフジタ。
東京生まれ、のちにフランスで大活躍した世界のフジタの木版画「白い猫」真作です。
ほんのり紅い耳、ゆるぎなく可愛い表情、愛くるしい肉球、鋭い爪、ふわふわの尾。
どれもが魅力的。
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